京都のお坊さんから聞いた話です。
竹林に現れる幽霊
お坊さんのご自宅には竹林があり、そこのある決まった場所に、いつからか、霊が見えるようになりました。
何をするわけでもないのですが、いつも同じ場所に立っているのが気になったので、お祓い(というより供養)をしました。しかしそれではいなくならず、盛り塩も置いてみたのですが、それも効果はありませんでした。
そこでその方は、自分の知り合いの、とても霊感の強い大工の棟梁さんに相談してみることにしました。
骨を見つける棟梁さん
その棟梁さんは霊感が強いことで少し有名でした。
大工さんですから、土地に建物を建てるのが仕事です。
しかし「ここに建てましょう」という時に、「あ、ここはダメだ」と分かってしまうのです。
何かしらの霊がいるくらいなら、まあいいでしょう。(いいのか?)
しかし、「ここに人骨が埋まっている」ということが分かるのです。
京都は歴史的に古い土地ですから、そんなことも多いのかもしれませんが、骨が埋まっているとなると困ります。
骨を取り除くだけでも余分な時間がかかりますし、その後の調査によっては建物を建てられなくなります。
それではお仕事にならないので、大工仲間も困るのです。
その棟梁さんも「そんなこと言わんといてくれ」と言われても、霊は黙っていられても、骨の存在を無視するのは心苦しいのでしょう。
なかなかお仕事がうまくいかないということでした。
一番よく効くのは洗剤
そんな棟梁さんに、竹林に出る幽霊について相談してみたところ、色々試してみたけれどこれが一番よく効く、と、使うことを勧められたものがありました。
洗濯用洗剤です。
しかも粉。
液体ではダメだそうです。
お坊さんは、とりあえず言われたとおりに、粉末の洗濯用洗剤を幽霊の出る場所に置いてみました。
するとそれ以降ぱったり幽霊の姿を見なくなりました。
霊も化学物質?
私の知り合いの霊能者の方にこの話をしたところ、「オバケも化学物質だから化学反応で消えるのではないか」という意見でした。
塩で消えるとはよく聞きますが洗濯用洗剤、しかも粉。
洗濯用洗剤は、液体は中性、粉末は弱アルカリ性のものが多いようですが、アルカリ性が良いということでしょうか。
検証したいところですが、常に幽霊が出る場所が身近にない上に、そもそも私には見えないので、「ぜひ試してみてください」とは言えないのが残念です。
武勇伝を作るために有名なスポットに行き、試してみたりしないでくださいね。
返り討ちにあっても、すみませんが責任は取れません。
清め塩は便利
清め塩で効果を実感したことはあります。
自宅の玄関の香炉の中に密かに盛り塩をしていた頃、遊びに来た視える友人が、「何か来ているけど玄関から入れずに困っている」と言ったことがあります。
他の霊に強い(?)人に、「盛り塩をすると神様は通れるけれど霊は通れない」と聞いたこともあります。
その方は霊に向かって塩を投げつけていましたね。後の掃除が大変ですね。湿気を含むと特に……。
ちなみに、玄関の盛り塩がなぜ香炉に入っていたかと言いますと、人から盛り塩が見られると運気が下がるからです。
自分が友人の家に行って、いきなり玄関に盛り塩を発見したら引きませんか?
どちらかというとマイナスな気分になると思うのですが、そういう思いを人にさせることが運気を下げると考えていたので、分からないように置いていました。
『インテリア風水』を実践していた頃の話です。
今は置いていません。
取り替えるのがおっくうで……。
取り替えられないくらいなら置かない方が良いと思います。
おすすめの清め塩
その時から今も使用している清め塩があります。
住吉大社さんの清め塩です。
プロが結界を張るのに使用しているものを教えていただき、私も使い始めました。
良い点は、
・相場より安い
・お料理に使える
この二点です。
時々神社で授与品として清め塩や清め砂を扱っているところがありますが、住吉大社さんの物はお安いと思います。
昔は電話で注文していましたが、今はネットでも頂けるようです。
そして何よりお料理に使えるという点は無駄がありませんし、身体の内側から清めることができるのでお勧めです。
もし、ご自分で
「何か疲れている、つかれている、憑かれている!?」
と感じた場合、食してみると良いかもしれません。
その際は、くれぐれも摂りすぎにはご注意ください。